● フッ素洗口法(別項参照)の効果の特徴
- 永久歯のむし歯数が半分以下に。
- 前歯のむし歯がほとんどなくなる。
- 小さなむし歯ができても進行しにくい。
- 予防効果はやめた後も持続する。
● 山形県内の事例
以下のデータは児童数約80名の尾花沢市立寺内小学校の例です。同小学校では、平成4年からフッ素洗口を開始しました。
◆寺内小学校とT小学校のDMF(一人平均のむし歯数)の推移

寺内小学校と同規模のT小学校(フッ素洗口未実施)のDMF(一人平均のむし歯数)の年次推移を比較しました。洗口前は、4.2本あったむし歯数が、平成12年度には0.2本まで減っています。また、洗口未実施のT小学校と比較しても大幅に少なくなっているのがわかります。
◆寺内小学校とT小学校の歯種別のむし歯数
平成11年度の健診結果から、前歯、小臼歯、大臼歯に分けてむし歯の数を調べました。寺内小では前歯のむし歯はありません。
◆F中学校における出身小学校別のDMF
F中学校には4つの小学校から進学しますが、寺内小出身者をフッ素洗口未実施のN小出身者と比較すると、むし歯の数は約半分です。中学校ではフッ素洗口を行っていませんが、予防効果は持続していると考えられます。
しかし、より高い予防効果を得るためには、永久歯が生え揃うまで、すなわち、中学校を卒業するまでフッ素洗口を行うことが大切です。
● 山形県内の事例 単位(本)
| フッ素塗布回数 |
T村 |
H町 |
| 0〜3回 |
6.44 |
4.37 |
| 4〜7回 |
4.57 |
2.65 |
| 8〜10回 |
2.17 |
|
フッ素塗布の効果
フッ素塗布はフッ素洗口のできない(うがいが上手にできない)年代である4歳未満 に適した方法であり、乳歯のむし歯予防に特に適した方法です。
T村とH町では1歳から3歳6ヶ月まで3ヶ月毎にフッ素塗布と保健指導を主体とした事業を実施しました。フッ素塗布を受けた回数別に3歳児でのむし歯の本数を比較するとフッ素塗布を受けた回数が多いほどむし歯の本数が少ない傾向がみられました。
効果的なフッ素塗布のためには間隔を半年以上空けないことが重要です。 1回だけフッ素塗布を受けただけではむし歯予防の効果はあまり期待できません。
| 山形県フッ素洗口実施施設 |
| 市町村 |
園 |
小 |
中 |
他 |
計 |
| 山形市 |
3 |
7 |
1 |
|
11 |
| 鶴岡市 |
1 |
|
|
|
1 |
| 上山市 |
|
2 |
1 |
1 |
4 |
| 村山市 |
|
1 |
1 |
|
2 |
| 東根市 |
|
2 |
|
|
2 |
| 尾花沢市 |
1 |
7 |
|
|
8 |
| 朝日町 |
3 |
|
|
|
3 |
| 大江町 |
|
2 |
|
|
2 |
| 大石田町 |
|
8 |
2 |
|
10 |
| 金山町 |
1 |
|
|
|
1 |
| 舟形町 |
4 |
|
|
|
4 |
| 真室川町 |
7 |
|
|
|
7 |
| 大蔵村 |
3 |
|
|
|
3 |
| 鮭川町 |
1 |
|
|
|
1 |
| 川西町 |
7 |
8 |
3 |
|
18 |
| 温海町 |
|
1 |
|
|
1 |
| 計 |
31 |
38 |
8 |
1 |
78 |
(H.13年9月現在)
|