第77回東北地区歯科医学会(みちのく歯学会)

第77回東北地区歯科医学会は、山形県歯科医師会の当番により下記の日程で開催されます。

 日時:令和6年11月30日(土)・12月1日(日)

 会場:山形県歯科医師会館

 

第77回東北地区歯科医学会開催案内(PDF)

第77回東北地区歯科医学会実施要項(PDF)

東北地区歯科医学会関係規則集(PDF)

 

事前口演抄録原稿用紙のWord版は下記よりダウンロードいただけます。

事前口演抄録原稿用紙のWord版(申込用紙)

事前口演抄録原稿用紙のWord版

 

東北地区歯科医学会(みちのく歯学会)ホームページはこちらです。

山形県歯周疾患検診

 歯周病は、日本人の歯・口腔の主要な疾患で、成人期の有病者率が高いことや、全身疾患との関係が指摘されています。

 歯周病は口の中の細菌によって引き起こされる感染性炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐきが赤くなったり、腫れたりします。自覚症状に乏しいため、気がつかないうちにさらに進行すると、歯を支えている骨が溶けてしまい、膿が出たり歯が大きく動揺し手遅れとなり、場合によっては、歯を抜かなければならなくなってしまう病気です。日本人の歯を失う原因の第1位は歯周病です。
 近年、若年層での歯周病の患者が増加しています。歯周病(4mm以上の歯周ポケットがある)罹患率は15-24歳が20% 、25-34歳で30% 、35-44歳で40%、 45-54歳は50%、そして55歳以上は55-60%という割合になっています。
 歯周病は糖尿病、関節リウマチ、脳梗塞、動脈硬化に伴う狭心症・心筋梗塞、呼吸器疾患、慢性腎臓病等との関連が報告されています。歯周病の予防・治療を行うことで、全身の様々な病気のリスクを下げることが可能です。

 これまで歯周疾患検診は40歳から10歳ごとに70歳までが対象で、75歳以上は高齢者医療確保法による検診がありましたが、今年から対象年齢に20歳と30歳が追加されました。
 検診の費用は補助がありますので、検診対象の方は、ぜひこの機会に歯周疾患検診を受けましょう。

B.LEAGUE2023-24「パスラボ山形ワイヴァンズ公式戦」令和6年4月14日(日)スポーツマウスガードPRブースが盛況のうちに終了しました。(当日の様子・写真)

 令和6年4月14日開催のワイヴァンズ公式戦でのスポーツマウスガード展示とチラシ配布が盛況のうちに終了しました。カラフルなスポーツマウスガードを展示し、沢山の人が展示ブースに来てくれました。また、歯ブラシなどのプレゼントも好評でした。

 山形県歯科医師会はこれからも、スポーツ活動に励む児童生徒を含むすべての人のお口のケガ予防のために、スポーツマウスガードの普及推進を行ってまいります。

県民の皆様へ 山形県歯科医師会からのメッセージ

新型コロナウイルス感染症の感染が拡大し、緊急事態宣言が発令された中、県民の皆様は不安な日々をお過ごしのことと存じます。

歯科治療で感染リスクが高いのでは?と不安に思われる方もいらっしゃるようですが、私たちは新型コロナウイルス感染症の感染拡大以前から、ウイルス感染対策 (肝炎・エイズ等) を行っております。現在のところ、我が県では、歯科治療を通じて歯科医師や歯科衛生士から患者さんへ感染した事例の報告はありません。

  • 歯の痛みを我慢すると、食事が摂れなくなり、体力・免疫が落ちてしまいます。
  • 糖尿病や人工透析中など持病がある方は、歯周病の悪化が全身状況の悪化につながる可能性が高くなります。
  • 口の中が不衛生だと、細菌性の肺炎リスクが上がり、新型コロナウイルス性肺炎に罹患した際、重症化しやすいことが知られています。
  • 介護現場等での口腔環境の悪化は、特にリスクを高めます。

今は、誰もが新型コロナウイルス感染症にかかる可能性がある時だからこそ、命を守るためにも、口腔ケアが大事です。

診療の継続・延期、メンテナンスの継続・延期など、ご自身での判断をなさらずに、ぜひかかりつけ歯科医にご相談ください。来院いただくことが難しい場合は、電話等により診療を行い、お薬を処方することなども可能です。

現在の歯科医療の現場は、消毒液やマスクなどの医療資材不足や、新型コロナウイルス感染症に関する新しい知見を踏まえた、より高度な感染防止対策を講じるため、一時的に診療内容の制限や休診などを行わざるを得ない状況もあります。

しかし、今後も私たち歯科医師は、県民の皆様に安全・安心な歯科医療体制を提供するために頑張ってまいります。

令和2年5月8日
一般社団法人山形県歯科医師会